ごあいさつ

president_03.jpg 国際教育の役割も時代とともに大きく変ってきました。当協会が設立された昭和18年当初
は、家族で海外に赴任した日本人の子弟教育に重点が置かれていました、つまり日本で育っ
た子供たちと帰国子女との教育格差の是正が主目的となっていたのです。
しかし今や驚くべき速度で通信技術が発展し、国境を越え地域を越えて世界中の人々が、個
人的に直接コミュニケーションが出来る社会が実現しています。
その為人々の生活も大きく変わりました。こうした中にあって国際教育の果たす役割も様々
に変ってきました。戦後日本の高度成長期、再び日本人が海外に赴任するようになると設立
当初のような課題が国際教育に課せられましたが、その後日本全体で国際化の促進が課題と
して掲げられるようになると、TOEFLやTOEIC等を入社や昇進判定に採用する会社などが出
てきて、日本人の外国語能力の向上や異文化理解にその重点が置かれるように成って来たの
です。
つまり日本人の外国人化です。しかしその一方で世界に普及する日本の漫画やアニメ、JPO
P、武道、和食文化等を通じて世界の日本人化も進んでいるようです。
こうした背景から高度技術を持つ外国人はもとより留学や、技能実習生として来日する外国
人も多く成って来ました。最近ではビジットジャパンを標語に日本観光の外国人も急速に増
えてきています。かつては日本人が外国人に学んで来た訳ですが、今や多くの外国人が日本
文化への憧憬を持ち学びに来ています。
こうした流れはこれから益々大きくなっていくものと予想されます。
当協会もこうした流れを受け、外国人への日本理解教育に重点を置いた事業にその重心を移
してきました。外国人技能実習生の受け入れ事業もその一つです。 また昨年、一昨年と続け
て、来日する留学生教育担当の日本語教師や技能実習実施機関の教育担当者を招き、日越
の国際理解の促進の為のセミナーを開催しましたが、今後もこのようなセミナーやイベント、
シンポジウム等を通じて当協会は外国人への日本理解教育、日本人への外国理解教育等に
力を入れて行きたいと考えています。